看板をリニューアルしたいときに知っておきたいこと!_00

看板をリニューアルしたいときに知っておきたいこと!

2017.11.09

会社や店舗などでは、建物の外に看板を設置していますが、看板の設置後、長い年数が経過すると、看板が色あせたり、傷んだりしてきます。また、古くなった看板をリニューアルすることで、印象が変わり売上のアップも期待できますが、看板の設置や交換の時に絡んでくる知識と大切なポイントがあります。

 

今回はその知識とポイントについて見ていきましょう。

 

耐用年数と減価償却費とは?


耐用年数とは、ある製品が資産価値を有する年数のことで、製品の耐久性を示す「耐久年数」とは異なります。また、さまざまな種類がある「看板」は、名称としては同じではあるものの、看板の種類によって、耐用年数には違いが見られます。

 

例えば、店舗の入り口に置くスタンド看板などは、資産の区分が「器具及び備品」に分類され、耐用年数は3年となっています。

 

ビルの壁面に設置されている「突き出し看板」などは、資産の区分が「建物附属設備」に分類され、耐用年数は金属造の場合18年、その他の造りの場合は10年です。

 

ビルの屋上に立つ看板や、地面に埋め込まれた状態で設置されている「自立式看板」は、資産の区分が「構築物」に分類され、耐用年数は金属製の場合20年、その他の造りの場合は10年です。

この耐用年数に応じて、所有者が「減価償却」を行っていきます。

減価償却とは一定期間に分けて費用計上をしていく仕組みで、例えば、高額な機械を購入した場合、購入年の決算に全額計上すると赤字になってしまう可能性があるので、毎年少しずつ減価償却費として計上するというイメージです。

 

そして減価償却の方法として「定額法」と「定率法」があり、耐用年数ごとに税法で定められている償却率を使います。

 

・減価償却費の求め方

300万で金属造の突き出し看板を設置した場合(定額法)

取得額300万×定額法の償却率(耐用年数18年)0.056

168,000円(減価償却費)

 

300万で金属造の突き出し看板を設置した場合(定率法)

取得額300万×定率法の償却率(耐用年数18年)0.139

417,000円(減価償却費)

 

一部を除き、定額法と定率法どちらかを選ぶことが可能だ。

定額法は償却額が毎年均等になるようにする方法で、計算が単純で償却額や未償却残高が算出しやすいこと、初期費用を抑えることができるというメリットがあります。

 

定率法の特徴は年々減少していく方法。メリットとして、早期の費用化が可能で投資資金の回収が早くなる、初期に多額の費用が計上されるので購入年での節税が可能です。

 

両方デメリットはありますが、減価償却する総額は変わりません。

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申請と許可はちゃんと取りましょう


また、看板を設置、交換する際は、自治体へ申請や許可を取る必要がある場合があります。

この申請に関しては「屋外広告業」の登録をしている会社でなければ申請ができないので、看板の作成を依頼する場合、屋外広告業許可を受けているのかを確認しましょう。

 

あとはポイントとして、新たに設置する場合は、周辺の会社や店舗に対して十分に配慮することが多いのですが、変更の場合は、設置のときと比較するとさほど配慮しない傾向が見られます。看板を交換する場合は、会社や店舗の周辺事業者に対して、十分に配慮することを心がけましょう。

 

看板の変更内容が、傷みや色あせを解消するなど、新しくするだけで記載内容をほとんど変更しないのであれば、問題に発展することは少なくなります。

 

しかし、新サービスや新商品の取り扱いにより、看板を今までよりも大きくして、一層目立つ看板に変更すると、周辺の事業者からは、「客足に影響が出て困る」というように苦情が入る場合があります。

 

申請が下りてもこのような余計なトラブルが起こる可能性があるので、看板の内容を大がかりに変更する場合は、特に配慮が必要となります。

 

看板変更の工事を依頼する場合は、工事内容を明確に


看板の工事を依頼する場合は、工事の目的や内容を明確に伝えましょう。

 

例えば、看板の損傷が激しく、早急に看板の修理をして欲しいのか、単に古くなった看板を新しくしたいのか、それとも、売上アップを図るために、顧客の目を引く看板に変更したいのか、ということがあります。

 

このような要望を伝えることで、看板の設置を行う企業では、看板のデザインや看板の照明設置など、要望に応じた提案を行います。企業と打ち合わせた上で、納得のいく看板を作成し、売上アップへとつなげましょう。

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