大工の仕事内容とは!?_00

大工の仕事内容とは!?

2019.01.19

主に木造建築の住宅などをつくる専門家です。木造建築物は、日本の建築文化・歴史を支えてきました。その伝統を継承し、住宅建築に応用しているのが大工の仕事です。

近年は建築技術や木材の加工技術、IT技術の進化の後押しもあって、大工の仕事の現場も変化してきています。

従来の大工は設計士が作成した設計図を基に、木材から切り出したり、組み立てるための切り込みを入れたりなどの作業を工務店の作業場にて行い、それらを建築現場まで運び、組み立てを行うというのが基本の流れです。

基本的に外の現場で仕事をしている印象が強い大工ですが、木材の加工中心の作業になる日もあったのです。しかし、近年はプレカット建材の台頭により、大工の職人技による加工作業は減少傾向にあります。工務店によっては、加工のための作業場を設けていないというところもあります。

 

現代的な大工の仕事


建築現場に運ばれた木材は、組み立てやすいように現地で多少の調整を施され、組み立てられていきます。近頃はプレカット加工済みの木材を使って組み立てを行うツーバイフォー工法などによる建築現場が多くなってきました。

また、大工は建物の骨組みとなる駆体だけでなく、床や壁、階段や天井などの内装の造作にも携わります。

従来の大工は設計図に従って木材を加工する職人技術を有してきました。そうした木材の加工を行うのは、工務店内に設置された作業場です。しかし、近年はプレカット建材の台頭により、そうした加工の手間が少なくなりつつあります。

現場での組み立ては、木造建築なら骨組みに始まり、屋根や外壁、床などの下地組みなどを行い、その後には天井、床の下地板張り、床材施工など、手がける範囲は多岐にわたります。

和室などの特殊造作には、伝統的な技術を持った大工職人が仕事する場合が多いです。

 

大工のキャリア


大工は「見習い」から始まり、現場での経験やスキルを積み上げていくことで「棟梁」などの職位にキャリアアップしていきます。棟梁までになると、現場の職人の指導も担うようになります。棟梁は若手や見習い職人に技術を教えたり、ほかにも従える職人たちの勤怠などの管理、さらには施工の進捗管理までを見ることになります。

棟梁には会社に帰属しているタイプの人と、個人事業主として仕事をしているタイプの人います。前者は通称「一人親方」という呼ばれ方をします。一人親方は、工務店と業務委託契約を結んで仕事をすることもあれば、規模のあまり大きくない建築作業なら、営業も工事もすべてを一人で終わらせてしまうこともあるのです。

また、大工というと、寡黙、旧態依然としたイメージがあるかもしれませんが、このご時世ですとITスキルも必要な要素となってきました。現場のスケジュール管理ソフトなども登場してきていますし、進捗管理にタブレットやPCを駆使して効率化を計る工務店などもあります。また、CADで自ら製図するケースもあるそうです。ほかにも勤怠管理をスマホで簡単に行えたりなど、大工がITを活用し始めています。

 

使うのは肉体だけじゃない


怪我をしないことも大工の重要なスキルです。今後、ロボットが建設業の仕事を担うようなことも考えられますが、現状の現場は大工が身体を使って行う作業が少なくありませんし、この状況が急激に変化することはなさそうです。

したがって、身体が資本ということに変わりはないですが、怪我や病気などを避けるためには頭も使うし、集中力も必要となります。

もちろん、仕事の段取りや収まりを考えなければなりませんし、現場にいるほかの職人とのコミュニケーションにも気を遣う必要もあります。

そうした技術は何らかの教材等では身に付きづらいものなので、やはり見習いの時期などに現場で先輩や棟梁などの立ち居振る舞いを観察したり、実際に質問するなりして学んでいくことになります。

 

大工の種類


大工には携わる仕事内容などによって様々なジャンル分けが存在します。

「造作大工」
RC造などの住宅やマンションの内部や木造住宅の内部の造作を行う大工。現在はリフォーム工事での活躍が目立っています。

「宮大工」
日本古来の木造建築を手がける大工です。寺や神社、おみこしなどの建築や補修を行います。

「数寄屋大工」
安土桃山時代に出現した数寄屋と呼ばれる茶室を取り入れた建築を担います。

「船大工」
木を使って船を作る大工。現在は木に代わる新しい資材が登場したことで、専業の船大工は少なくなっています。

「型枠大工」
ビルなどを建てる工事においては、杭の上に鉄筋を組み、これを枠で囲って柱などの枠を作り、その中にコンクリートを流し込んで固める工法を取ります。この型枠を作っていくのが型枠大工です。

 

おすすめ記事(PR)

【プラスバイプラスの「シゴトのこだわり」】経営革新・利益拡大・人材確保、全ては「人を大切にすること」から始まる_00

【プラスバイプラスの「シゴトのこだわり」】経営革新・利益拡大・人材確保、全ては「人を大切にすること」から始まる

【職種 CADソフト販売・サポート・コンサルティング】建設業界またはそれに関連するシゴトに就く人々に、面白さ、魅力、働いてみて大変だったことなどをインタビュー。「リアル」に迫ります!! −vol.12 株式会社プラスバイプラス−

2017.12.08

特集

安い・簡単・高クオリティと噂のCADツールに敏腕編集部員のこのオレがフリーハンドで対決を挑んでみた_00

安い・簡単・高クオリティと噂のCADツールに敏腕編集部員のこのオレがフリーハンドで対決を挑んでみた

今回、素人でも使えてWEBで簡単に住宅のCAD設計ができるツールがあると聞き、「そんなもんより俺の方が上手く書けるし」と思ったサスマガ編集部員が、フリーハンドで速さ、綺麗さ勝負を挑んでみました。

2017.11.27

ワイルドな働き方すぎて、匂いケア忘れてませんか?_00

ワイルドな働き方すぎて、匂いケア忘れてませんか?

「仕事なんだから男なら、匂いとか、細かいことは気にしない」なんて、ワイルドすぎる働き方をしてませんか? ただ、何かにつけて「ハラスメント」になってしまう世の中なので、これは是非とも気をつけたいところ。そこで今回は、匂い対策を紹介します。

2017.04.12

ランキング

「格闘家」だけを雇用する金属工事の会社『(株)逸鉄』が「建設業×格闘技」で日本人職人の育成を目指す【趣味・スポーツ × 建設業】_00

「格闘家」だけを雇用する金属工事の会社『(株)逸鉄』が「建設業×格闘技」で日本人職人の育成を目指す【趣味・スポーツ × 建設業】

格闘家を従業員として雇用する金属工事の工務店『(株)逸鉄』。そこで働く職人5名は全員が「ブラジリアン柔術」と呼ばれる、寝技を主とした組み技系の格闘技に取り組んでいる。同社はなぜ、格闘家ばかりを雇い入れたのか? 代表取締役の方にインタビューしました。

2017.06.26

建設現場にある安全標語の「上手いこと言ったったぞ!」感がちょっと……(笑)_00

建設現場にある安全標語の「上手いこと言ったったぞ!」感がちょっと……(笑)

建設現場においては、さまざまな危険を防止するために、数々の安全標語が張り出されます。思わず目を向けてしまうような標語を集めてみました…

2017.09.29