正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法

2016.09.28

ドリルをある程度の期間使用していると、徐々に切れ味が鈍くなってきます。そんな時はドリルの刃の研磨を行いましょう。ドリルの刃は包丁などと同様に研磨をすることで切れ味をもとに戻すことができます。

 

ただし、包丁などの刃物と違うのがその独特な刃の形状です。刃がまっすぐではなく、曲線になっていたり、立体的になっていたりすることで研磨が難しいのが特徴です。ここでは初めての方でも分かりやすいように、ドリルの刃の研ぎ方を見ていくことにしましょう。



 まずは実践あるのみ!恐れずチャレンジ!


冒頭でも触れたように、ドリルの刃の研磨には熟練した技術が必要だと一般的に言われています。包丁のように刃がまっすぐになっているわけではないので、一方向に研げばいいというわけではありません。そのため、ドリルの研磨には砥石の付いたグラインダーなどの専用の機械が必要になってきます。

 

また、これらの機械を使用して研磨をしたとしても、使い方や研ぎ方を間違えると大きなケガをしてしまう恐れがあります。ケガをしないためにも、正しい研ぎ方を押さえておきましょう。

 

まずは切れ刃部分から磨くようにします。ドリルをしっかりと持って、先端を平行に砥石にあててください。この時、研磨による焼け付を防止するために、砥石に押し付ける力は強すぎても弱すぎてもいけません。刃が研げるギリギリの強さで持ちましょう。

 

次は逃げ面部分を研ぎます。力加減は同様にして、ドリルの刃の先端を起こすような方向に動かし、曲面に沿ってねじるように手を動かしてください。目で見て摩耗部分がなくなったと判断できれば研磨は終了です。同じ要領で、もう一方の刃も研磨してください。

 

No.1マッチング 仕事の不安定を解決!

 

 ドリルの刃に合わせて最適な研磨機を選ぼう!


ドリルの刃の研磨をやりやすくしてくれる研磨機ですが、一口に研磨機といってもさまざまな種類があります。刃の形状や素材などによっても向いている研磨機は異なってくるため、使用しているドリルの特徴をしっかりと把握し、それにあった研磨機を使うようにしましょう。

 

ドリルの刃を研磨する際には大きく分けて最もポピュラーなノーマル形状、Sシンニング形状、Xシンニング形状、ローソク形状の4種類に分けることができます。シンニング研磨などに対応していない刃でシンニング研磨対応の研磨機を使用していると研磨するどころか摩耗を進めてしまう可能性があります。

 

また、あっていない研磨機の使用は研磨機の故障やそれに伴うケガの恐れもあるため、慎重に選ぶようにしましょう。このほかにも、一般鋼用なのか、ステンレス鋼用なのか?といったことや、ドリルの半径などもしっかりと確認をするようにしましょう。

 

特に超硬ドリルやハイス鋼ドリルなどの特殊なドリルを用いている場合には研磨機の選び方も重要になってきます。



 初心者には小型の研磨機がおすすめ


グラインダーを使った研磨は非常に難しく、本格的な設備も必要になってくることからなかなか実践できる人も少ないでしょう。そんな時に便利なのが誰でも簡単に研磨が行えるように開発された小型の研磨機です。

 

ドリルの刃を固定する付属の器具に刃を固定し、コンパクトな本体の側面から内部に差し込むことで自動的に刃先の研磨が行われます。研磨は本体内部で行われるため、グラインダーで行う研磨に比べ非常に安全性が高く、怪我をする心配もほとんどありません。

 

また、同一の本体の上部から同様にして内部に差し込むと、シンニング研磨も行ってくれます。これも刃先の研磨同様に、刃を直接手で持たず、差し込むだけですので非常に安全性が高く簡単だといえるでしょう。

 

ドリルの刃を研磨した際に出る研磨粉も下部から排出される仕組みになっており、周囲に飛ばないような安心安全な設計になっているため、研磨のために周囲を汚さず、掃除の必要も最小限に抑えてくれます。

 

このようなコンパクト研磨機は耐久性やクオリティを心配する声もありますが、砥石1本で200回以上の研磨をすることができ、仮に砥石が摩耗しても簡単に砥石の交換をすることができるため使い勝手の良さは抜群と言えるでしょう。



プラスチック製と金属製、どっちを選ぶ?


研磨機の種類を機能性や形状などで見てきましたが、使い方や使う場所などによっても分けることができます。自動で研磨を行ってくれるコンパクト研磨機の中には、研磨機本体がプラスチックでできたものと昔からある金属でできたものがあります。

 

プラスチックでできた研磨機は金属よりも軽く、大幅なコストカットを実現することで非常に手ごろな価格になっています。商品によっては10倍以上値段が違うこともざらです。

 

ただし、その分金属でできている研磨機よりも研磨精度が劣るというデメリットがあります。金属の研磨機は高精度を売りにしているものが多く、ドリルメーカーなどで研磨してもらうのと変わらないクオリティを得ることができます。

 

このため、プラスチック制の研磨機は現場用として使われることが多く、金属用の研磨機は工場備え付け用として利用されることが多いようです。プラスチック製であれば持ち運びも軽いため非常に便利ですね。

 

ちなみにですが、持ち運びに向いているプラスチック製の研磨機であっても研磨精度はかなり高いです。あくまでも金属製と比べて劣るというだけであり、現場で摩耗したドリルの切れ味を復活させるという意味では何の問題もありません。

 

このような理由で、価格の安いプラスチック製の研磨機は非常に人気が高いのです。

関連記事

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

「同情するなら工具くれ!」って、思わず口を突いて出ちゃった女性社員の“とある1日”

建設業界に特化したネットフリーマーケット『BUILDMALL』。スマホからでもPCからでも、簡単に売ったり・買ったりができる素敵なツールです。しかし、その記念すべきオープンを前には、このようなことが起きていた……のかもしれません(笑)。

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

カナダ人大工職人、アダム・ズゴーラが込める日本の伝統建築への想い

2003年に来日したカナダ人のアダム・ズゴーラ氏は、日本家屋にインスピレーションを感じ、大工職人の道を志したひとり。アダム氏から見た日本伝統の大工技術と、彼なりの家づくりのこだわりを教えてもらった。

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

オリンピック競技・スポーツクライミングの人気と設備工事の今【趣味・スポーツ × 建設業】

『ボルダリング』をはじめとし、注目度も愛好者の数も目覚ましく伸びてきている『スポーツクライミング』。今回、サスマガでは、その専門施工事業者と、施設担当者に「スポーツクライミングの人気と工事の今」を聞いた。

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

【現場女子】「ハンディキャップ雇用」で新たな人生にチャレンジする難聴の女性職人と『株式会社 絆』に話を聞いた

生まれついての難聴というハンディキャップを持つ女性を塗装職人として雇用した『株式会社 絆』(神奈川・相模原)。代表取締役を務める関直人さんと、その女性職人・大谷良美さんにお話を伺った。

正しい研ぎ方知ってる!?切れなくなったドリルを研磨する方法_00

【現場女子】女子建設職人たちの、未来を見据えた座談会《前編》

2月上旬、千葉県某所で女性職人だけが集まる現場にお邪魔しました。彼女らのチーム名は「建設職人甲子園女子部」。 そんな世間的には珍しい現場に集まった5人の建設女子の座談会・前編をお届けします。

おすすめ記事(PR)

【プラスバイプラスの「シゴトのこだわり」】経営革新・利益拡大・人材確保、全ては「人を大切にすること」から始まる_00

【プラスバイプラスの「シゴトのこだわり」】経営革新・利益拡大・人材確保、全ては「人を大切にすること」から始まる

【職種 CADソフト販売・サポート・コンサルティング】建設業界またはそれに関連するシゴトに就く人々に、面白さ、魅力、働いてみて大変だったことなどをインタビュー。「リアル」に迫ります!! −vol.12 株式会社プラスバイプラス−

2017.12.08

特集

安い・簡単・高クオリティと噂のCADツールに敏腕編集部員のこのオレがフリーハンドで対決を挑んでみた_00

安い・簡単・高クオリティと噂のCADツールに敏腕編集部員のこのオレがフリーハンドで対決を挑んでみた

今回、素人でも使えてWEBで簡単に住宅のCAD設計ができるツールがあると聞き、「そんなもんより俺の方が上手く書けるし」と思ったサスマガ編集部員が、フリーハンドで速さ、綺麗さ勝負を挑んでみました。

2017.11.27

ワイルドな働き方すぎて、匂いケア忘れてませんか?_00

ワイルドな働き方すぎて、匂いケア忘れてませんか?

「仕事なんだから男なら、匂いとか、細かいことは気にしない」なんて、ワイルドすぎる働き方をしてませんか? ただ、何かにつけて「ハラスメント」になってしまう世の中なので、これは是非とも気をつけたいところ。そこで今回は、匂い対策を紹介します。

2017.04.12

ランキング

「格闘家」だけを雇用する金属工事の会社『(株)逸鉄』が「建設業×格闘技」で日本人職人の育成を目指す【趣味・スポーツ × 建設業】_00

「格闘家」だけを雇用する金属工事の会社『(株)逸鉄』が「建設業×格闘技」で日本人職人の育成を目指す【趣味・スポーツ × 建設業】

格闘家を従業員として雇用する金属工事の工務店『(株)逸鉄』。そこで働く職人5名は全員が「ブラジリアン柔術」と呼ばれる、寝技を主とした組み技系の格闘技に取り組んでいる。同社はなぜ、格闘家ばかりを雇い入れたのか? 代表取締役の方にインタビューしました。

2017.06.26

【現場1日体験vol.1】道路舗装に1日密着したら、そこには「男たちのカッコイイ仕事」があった。_00

【現場1日体験vol.1】道路舗装に1日密着したら、そこには「男たちのカッコイイ仕事」があった。

建築・土木・大工・左官など29種類の建設業界に存在するさまざまな業種の仕事を1日体験し、その仕事内容や様子を伝えていきます。

2017.02.01